この先こんなのばつかりか

今月の歌舞伎座について文句しか書いてない。



まちつと落ち着いたらよかつた点を考へたい。



このままぢやさみしすぎるもの。

メリハリがない

「船弁慶」つてこんなだつたつけか……。

まあもう二度とあるまいが。

頼むから泣かせてくれ

子役は悪かないんだが。



あんまり爆発されるとこちらが泣けなくなるよな。



以前は泣ける芝居だつたけどなあ、「重の井の子別れ」。

これでいいのか弁慶上使

ダメでせう、あれぢやあ。

「四十五十は鼻垂れ小僧」の話だから、あまりきつくは云はないが、これぢやあ木戸銭なんとかと呼ばれても云ひかへせやしないよな。



ああ、たまには笑へて泣ける「弁慶上使」が見たいものだねぇ。

こんなにつまらなかつたか知らん

「盲目物語」つて……。



お市は藤吉郎を叱る聲にまちつと力があつてもいい。といふよりは威厳が足りない。



秀吉の空気の読めなさ加減ははまり役か。

覇気なし

「猩々」にしても「三社祭」にしても、なんだか死んだやう。



もつとはぢけてゐてもいいのに。

納得いかん

結構如雨露を持ち歩いてゐる住民もゐるのに、自分で水をやらないと花が枯れていくのはなぜ？

戦へない

睡眠不足でやる気がおきない……

もう三ヶ月くらゐ平日の平均睡眠時間三時間ちよいくらゐなんだよな。



え、そんな人はたくさんゐるつて？



それがおそろしいよな。



ちなみにやつがれは六時間寝ても寝たりない。

負けない方法

昨日からそのことばかり考へてゐる。

なんとか社会的に勝ちつつ自分もいい気持ちになりたいのだが、両方を求めるのはむづかしい。気分がすかつとなる方法は、基本的に社会的には負けなのである。



結局、眠気が強くて戦ふ気にはなれず、表向き社会的には勝つた方向。



それにしても、こんなこと悩むほど給金をもらつてるわけぢやないんだがなあ。

社会的に勝つ方法

さつきからずつと考へてゐるのだが、これが案外むづかしい。

心の命ずるままに行動すると、自分としてはすつきりするかもしれないが、社会的には負けになつてしまふ可能性がある。

たとへば気に入らない相手を殴つてしまふ、とかね。



おそらく社会的に勝つには「負けて勝つ」しかないのだらうが……。

でもそれつてなんだか嬉しくないよね。