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つぶやきといふ名のぼやき
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iPhoneが一世を風靡(?)してから早くも一月が過ぎてしまつた。
あれだけ世を騒がせたといふのに、まはりで使つてゐる人を見ない。
発売直後、職場で一台見かけたきりだ。

そんなもんなのかな。

今日の手ぬぐひは丸善のペン。
チト秋めいてゐるかな。

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ただ鬱々と日をおくる。

今日の手ぬぐひはかまわぬの露草。
色といい柄といい、文句ない。

やつと本来放送する時間帯に本来放送すべき内容がもどつてきた。
ほんと、迷惑なeventが終はつて、ほつとしたよ。
時計代はりでもあるし、滅多なことで変更しないでほしいよね。人命にかかはるわけでもなし。

今日の手ぬぐひは本品堂のちどり。

平日は「週末になつたらああしやう」とか計画をたてたりするのだが。
実際に週末になつてみれば、がつくり気落ちしてなにもする気にならない。
さうすると、「……またなにもしなかつた」といふ真つ暗な気持ちで平日を迎へ、以降ぐたぐだに、といふのがいつものパターンだ。

今からやれ。
さういふことだらうか。

野田秀樹はクラシックを使ふのが好きだ。
つて今更書くまでもないか。
印象に残るのは「パンドラの鐘」の「カレリア組曲」第二楽章。「贋作罪と罰」再演の「ローエングリン」第一幕への前奏曲。

今回のマーラーの交響曲第五番第四楽章も長く記憶に残ることだらう。まさか和楽器で聞けるとは思はなかつた。

「歌舞伎」にする意味があるのか。
毎回問はれることだが。
おそらく呼んでゐるのは歌舞伎の方なので、この問ひにはあまり意味がないやうに思ふがどうか。

後半、鬼人になつてからはおもしろかつた。大きいと迫力がちがふ。
前半はその大きさをチトもてあまし気味?

まぁそもそもお姫さまが二枚扇つてどーよ、といふ話もあるのでな。

記憶がない。
どうして新作歌舞伎といふのは客席の照明を落とすのだらうか。
「消へてるんだもん、客が寝てたつて仕方ないよね」といふことなのか。
「客席が暗いから客が寝てても気にならない」といふことなのだらうか。

頼光といふよりは勧進帳の主従みたやうなのは演出か。
最後、「がんどう返し」なのもかな。

まぁとにかく記憶がない。

開演前に背後の客が「これだけはみなくちや」と話しあつてゐた。
そのとほりだと思ふ。
今月、いつち見なければならないのはこの芝居だ。

大和屋がなぁ……。どうにもセリフがいい。セリフがいい、といふのはなにも川口松太郎の書いたセリフがいいといふだけぢやあない。生きて血肉の通つたものになつてゐるといふことだ。

子役がまたねぇ。なにをかいはんや。

なんだか回を追ふごとにらくだの馬さんは藝達者になつていくなぁ。
死人なのに。
くず屋の酔つていくさまが案外さらつとしてゐて好感がもてる。

ほぼ日手帳は置いてきた。
最近芝居に行くときはさういふことが多い。
それまではなにがあつても持ち歩いてゐたがな。

つきあひの節目か。
来年どうするか、考へるやうかな。

今日の手ぬぐひは弁慶格子。



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