ピアニカ

鍵盤ハーモニカと呼ぶべきか。
なんとなくチャイコフスキーは五番の「運命のテーマ」ににたフレーズを吹いてゐるのが聞こえてくる。
微妙にちがふのと、めうにたどたどしいのが気にかかる。

今日の手ぬぐひは染の安坊の朝顔。
いい柄だなぁ。

やりきれない

いろいろやりたいことはあるのだが。

これつて時間管理が悪いせゐなんだらうか。

しかしちまたにあふれる時間管理術どもはどれも新興宗教じみて見える。
こちらのやる気のないせゐか。

今日の手ぬぐひはかまわぬのお辞儀部長。

雨の翌朝

涼しくて起きられない。

嗚呼、なのにバスの中はなぜこんなにも暑いのか。
汗かくぢやあないか。

今日の手ぬぐひは染の安坊の向日葵。
暑苦しい？
いや、ひまはりとはかうしたものだらう。

暑さに慣れる

急務だと思つてゐる。
暑さに慣れなければ。

といふわけで、日中は空調は入れない……のは毎年のことだが、できれば夜もなんとかしたい。
問題は部屋の中にたまつた熱気なのだが……むう。なんとかならんかのう。

It's a Small World

考へてみれば。
一生のうちに移動する距離やその範囲と比較したらあたりまへのことなのかもしれない。

「世界は狭い」とした翻訳家はえらい、かもしれない。
すなはち、自分の世界は狭い、と。
蓋し名言か、と。

…………いや、冗談だつてば。

インキを入れて

準備万端ととのつて。

しかしかう暑いとなー。

そんなわけで、午前中は萬年筆のインキを補充。
ペリカンのデモンストレータなんかいい具合にかなりの量が入つて余は満足ぢやよ。

騒音

暴走族なら気にならないが。
夜鳴く蝉の声はなんとかならんものだらうか。
ひどく金属的で耳障りだ。
眠れない。

といひながらもちろん寝てゐるわけだが。

今日の手ぬぐひはかまわぬの雲。

熱気がとれない

家の中にはそれなりに外気が入つてくる。風通しは悪くない。
しかし家の中にたまつた、むはりとする熱気はいつまでたつてもとぐろを巻いてゐるやうに思へる。

これは、涼しくなつたらがつくりくるだらうなぁ。
それこそ起きられないことにならう。
むぅ。

今日の手ぬぐひは遊中川の千鳥。

陽炎

頭の中で陽炎がゆらめいてゐる。
脳の視界全体がぼやけてゐる。

なにも考へられない。

今日の手ぬぐひは梨園染の龍。
青色系ですこしでも涼しく。

設計者

なにも考えへないで作つたんだな。
さう思うふときが多い。

たとへば駅。
人の流れなんぞなんにも考へなかつたんだらうな。
さうとしか思えへないほど、人とぶつかりさうになる。

たとへばチケットweb松竹。
「ただいま大変混み合つてをりますので」つて会員の数くらゐ把握してゐるはずだし、毎日毎月の統計もとつてゐるだらう。
客に不快な思ひをさせて平然としてゐるその精神が理解不能。

今のバス停は、一応ターミナルで、去年できたのだつたが。
朝バスを待つてゐると背中が日の光に焼かれてゐるんぢやなからうかといふくらゐ暑い。黒い服でも着てゐたらまさに地獄である。
設計者はなにも考へなかつたらしい。

今日の手ぬぐひは手ぬぐい考房てんてんの波に千鳥。
暑いせゐかどうもかういふ柄になりがちである。