今週を

なんとか乗り切らねば。
さうすれば後は……
まぁかはらないやうな気もするけど。

今日の手ぬぐひは本品堂の千鳥。
土曜日に歌舞伎座で購入。
ああ、やつぱりあずま袋がほしいかな。芝翫縞と祇園守で作りたい。

先週使つた手ぬぐい

先週使つた手ぬぐひを写真で撮つてみやうか。
さうしたら毎日同じやうな色合ひで出かけてるなー、などと、反省材料のひとつにもなるかもしない。

と思つたが、生憎の天気。
これではもともと下手な写真もますます下手に撮れてしまふぢやあないか。

それに、もともと同じやうな色合ひの手ぬぐひばかり所有してゐるからどうしやうもない、といふ話もある。

ちなみに先週は、臙脂・水浅葱・水色・黄緑・ベージュ・萌黄が地の色といつたところかな。

身替座禅

千枝・小枝を演じる役者を考へると、ヲレも年を取ったものだとしみじみ思ふ。

この所作事、別段好きなわけではない。
例によつて、右京やその奥方が媚びるやうなところが散見されるからだ。

でも今日も見てしまつた。
松嶋屋は玉の井もいいよな。

すし屋

いつもは好かないすし屋だが。
今回は「木の実」もないのにすんなり見ることができた。

京屋の娘役はやはりいい。いやなことをまつたくしない。たいていのお里にはなんともいやらしい媚びたやうなところを感じずにはゐられないのだが、京屋のお里にはそれがない。

播磨屋のいがみの権太もいい。これまたたいていの権太にはなんともいやらしい媚びたやうな部分があるのだが、播磨屋の権太にはそれがない。しかもまず花道の出からしてすばらしい。

こんなすし屋なら大歓迎なのだが。

新薄雪物語

京屋のお姫さまはやつぱりいい。
ひさしぶりに見た気がするが、いいものはいい。

成駒屋はやりすぎるが、まぁ若いうちはさうなうては。

天王寺屋。大膳も民部も。欲をいへばまちつと早くに見たかつたか。

播磨屋。なぜかうもほどがよいのか。

心ない客ばかり

ざつと見渡して、空席がちらほらとある。
こんなすばらしい演目ぢやといふのに。

これで来月大入満員だつたらほんたうに世をはかなみたくなるにちがひない。

観客はなめられてゐる。
どうしやうもないつまらない演目の並ぶのを見てみろ。

なぜ新薄雪物語のよさがわからぬのか。

ま、そのていどだからなめられるといふ話もあるか。

なぜか起きられる

たしかに夕べはいつもより早く寝た。
今朝もいつもよりは遅かつた。

うーん、それだけなんだがなぁ。
なんだかきちんと起きられた。
このあと揺り戻しが来ないことを祈る。

今日の手ぬぐひは播磨屋格子。

むれる

この時期はなにかとむれる。
雨は多いし、配属されてきた新人はなぜかいつもわらわらと道をふさいでゐる。

今日の手ぬぐひはかまわぬの千鳥足。

蒐集家にはなれない

手持ちの手ぬぐひもそれなりに集まつてきた。
別段集めやうといふのぢゃないが、やはり一目見て「いい」と思つたものは買つてしまふ。
毎日持ち歩いてゐるけれど、なるべく同じところの手ぬぐひが並ばないやうにしたり、色もできるだけ日々かへるやうにしたりと工夫（？）をこらしてはゐるが、やはりかまわぬは多いし、色だと圧倒的に青系が多い。
まぁ青は好きな馬……ぢやなくて好きな色だし、もともと青つぽい手ぬぐひが多いといふこともあらう。

それに使ひこんだものは手触りもやさしいので、ついついさういふ手ぬぐひを選びがちだつたりはする。

今日の手ぬぐひは染の安坊のぴょん桜。
季違いひぢやが（わら）、名前のかはいさとうさぎのすつとぼけた顔が気に入つてゐるので、な。

幾久しく

夕べ時間変更線を越えて家にたどりつくと、すでに木村一基八段の解説ははじまつてゐた。
二年連続して永世名人が誕生したのだといふ。

さすがに来年も続くとはいへないが、この群雄割拠な感じがたまらない。

今日の手ぬぐひは気音間の七変化。