因果応報

悪いことをすると必ずその報ひを受けますよ。

東海道四谷怪談はをもしろい。
夢にまで見た（rhetoricではない。ほんたうの話）播磨屋の伊右衛門。
現実は夢の上をいく。
成駒屋がまたいい。萬屋の宅悦も。

満足の一幕。

はぐれ者

股旅も酌取もまたこの世のはぐれものであらう。
ふつうであれば親切をした方がいつまでも覚えてゐて、受けた方は忘るるが世のならひであるといふのに、この芝居はあべこべだ。

そこがたまらなくいい。

一本刀土俵入はしかし、役者を選ぶな。今回はよかつた。
お蔦の歌はやはり神谷町かなぁ。

顔はさのみ

よくない方がいいのかもしれない。
藤娘を見ながらさう思ふ。

高麗屋の挑戦はつづく。なにを好き好んで踊り巧者と踊るだらう。その意気やよし。

毛谷村

めづらしく吉岡の後室の出のある丁寧な上演。播磨屋やよし。しかしなんとなく小さくなつた気が。
しかし微塵弾正といひ京極内匠といひなんとよい名前であらうか。

ゲガンゲン

シューベルトの歌曲の最後、「ゲガンゲン」といふことばの響きにがつくりきた記憶がある。
うつくしい曲なのに「ゲガンゲン」。
破壊的な音にそれまでのなにもかもがくづれてゆく。
そんな感じがした。

今日の手ぬぐひは染の安坊の藤。
ちょいと遅いかな。
しかしきれいでしばし見とれる。
ここには「ゲガンゲン」な黒い蜂もゐないしな。

先行不透明

ぼのぼの風に「困ることを困」つてしまふやつがれには避けたい状況なのだが。
まぁ仕方ないねぇ。できるところまでやるしかないねぇ。
云ひ方を変へればできることしかやらない、だが。
それでは済まないのが世の中ではある。

今日の手ぬぐひはかまわぬのお辞儀部長。

すつかり

夏だねぇ。

……をや？

昨日は染の安坊の蝙蝠を首に巻いてゐた。
今日の手ぬぐひは遊美の宙かへり。

May Disease

Or, more like "May Depression"?

といふわけで。
まあこれだけ長く休んだら通勤・通学するのが「ヤ」といふ気分になつても仕方ないと思ふ。

とりあへず、今夜は早く寝ないとな。
できないに三千カノッサだけど。

そろそろ

通常ダイヤに戻していかなければならないのだが。
うーん、だるい…………。
と思つたらやつぱり微熱か。
この連休は結局こんな感じでつぶれてゆくのだらうな。

とりあへず、編むか結ぶか紡ぐかしやう。

なつかしのメロディ

こどものころは嫌いだつたが。
今自分が見てゐるのは、アニメソング大全集だなあ……。
古い歌ほど燃えるなあ。

特に少年少女合唱団系とか、あるいはおとなでも合唱系がいい。
「妖怪人間ベム」なんかだと「妖怪人間なのさ」で聲がわかれるあたりなんかが痺れるほどかつこいい。

いや、「妖怪人間ベム」の歌は出なかつたけどね。

今日の手ぬぐひは梨園染の龍。
……だから降つたのか？