それでもしあはせか

今年もいろいろあつた。

なんかもうひどいお客さんといふか、社会人として、いや、人間としてどうよ、といふ人の下で働いた。

あれで一応肩書きがあつて、責任ある職についていけるんだ。お給料もらつて堂々としてゐられるんだ。

さう思ふと、自分の働きぶりはどうだらうと思はずにはゐられなかつた。

今でも思ひ出すたびに、なぜあの人はくびにならないのかとふしぎでならない。



でも、思ふのだ。

さういふダメ人間でも雇つておかないと税金を搾り取ることはできないのだ。

だから働かせておくしかない。



cynicalなことを書いたけど、それでもおそらく自分はしあはせなのだらう、と、さう思ひつつ、年を越す。