つぶやきといふ名のぼやき
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1430ページ 英語文章読本 やつぱり文学つてよくわかんないや、といふのが素直なところ。「英語」と題名にはあるけれど、「英語」に限らない内容だと思ふ。まえがきに書かれてゐる文学に不信感をいだいてゐるヒゲ太の仲間としては、おもしろかつたけど、でも不信感は拭ひきれないつてな感じかな。 読了日:08月01日 著者:阿部 公彦 泣き虫弱虫諸葛孔明〈第1部〉 (文春文庫) 蘊蓄好きにはたまらぬ一冊。かつて内藤陳が「いろんな作家のいろんな三国志を読んでみたい」と云つてゐたことがあつた。「それもおもしろいかもね」と思つたあの日、まさかこんな三国志に出会ふことにならうとは、お釈迦様でも気がつくめえ。個人的には、趙雲が普通の人に見えるのは、関羽・張飛のそばにゐたから、といふのに、ひざを打つことしきりだつた。 読了日:08月16日 著者:酒見 賢一 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 38Pでやつと主人公の人種がわかる。第二部に入らないと主人公の年齢がわからない。相当進んでからどういふ世界なのか判明する。読みながら頭に描いてゐた世界を壊しては構築し壊しては構築しながらでないと読めない。いろいろ頭に思ひ描きながら読む人には向かない小説かと思ふ。そして、この小説にとつてはそんなことはどうでもいいことなのである。頭文字Dとエヴァンゲリオンとハーラン・エリスンとモンティ・パイソン。これが読み手の限界である。 読了日:08月19日 著者:伊藤 計劃 ビールを楽しむドイツ語 「ドイツ行きてー」心に火をつける一冊。観光地よりも現地の人が普通に立ち寄る場所に行きたい自分には目の毒……ではなく、背中を押してくれる一冊かも。細かい味の表現はほかのドイツ語本にはなかなかないのではなからうか。さういふ点もいい。 読了日:08月25日 著者:ヤン ヒレスハイム 読書メーター PR |
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