たれも待つてはくれぬもの

長年通ひなれたる駅周辺がおほきくさまがはりしやうとしてゐる。
幼少のころは母に手を引かれ、高校入学の後は毎朝毎夜の行き帰りに、そして職についてからも一等長く通つたところである。
それがすべてなくならうとしてゐる。

なにも自分を待つてはくれない。
ただかはりゆくのみだ。

おそらくはまたやつがれも。

海の向ふでも

本邦ではドラえもん最終話の話でもちきりだが。
海の向ふでもYahoo!だかMYSpaceだかがfanfictionについてあーだこーだやつてゐるらしい。
いや、やつてゐるのはfanfictionの書き手か？

いづれにしても、住みにくい世の中になつたなあ。

鬱か？ 鬱なのか？

……でもやつぱりやつがれの場合は単に「なまけ病」つてだけな気が。
だから医者にも行けないわけだが。

本屋の優介さん

「あんたの好みって本屋の優助さんでせう」
ずばり云ひ当てられて、「なんでわかつちやつたんだらう」と我ながら不思議でならなかつた。
そして、同時に「ああ、さうか、やつがれは本屋の優助さんみたやうな人が好きなんだなあ」と妙に腑に落ちた気がした。

本屋の優助さんといふのはコマーシャルの登場人物だ。パンダの着ぐるみなので「人物」ではなくて「熊物」だらうか。
いつも一生懸命本棚の整理をしてゐるのだが、客に本を荒らされてがつくりする、といふ内容である。客は大挙して押し寄せてくるペンギン。背の高い本棚を前に脚立の上で奮闘する優助さんを尻目に好き放題勝手放題に平積みになつた本を手（翼か）に取り、元あつた場所とは全然ちがふところへおいていつてしまふペンギンは、困つたことになぜだかかはいい。
だが、そんなペンギンの横暴ぶりにがつくりと肩を落とす優助さんがまたいいんだな。

コマーシャルにはもう一ヴァージョンあつて、いつものやうに一生懸命優助さんが本棚の整理をしてゐると、今日にかぎつて客が来ない。きれいに整理し終へた輝く本棚を前に、優助さんが満足げに笑ふ、といふものである。
「満足げに笑ふ」といつたつてパンダの着ぐるみだから実際に笑つてゐるわけではないのだが、そのやうすがいかにも笑つてゐるやうなのである。みづから為したことを誇るでもなく驕るでもなく、ただただ一仕事終へた後の充実した気分に満ちてゐるといつた感じが好もしいのだ。

「そんなコマーシャル、あつたつけ？」
はい。ございません。これは全部やつがれの夢である。
「本屋の優助さんみたやうな人が好みなんでせう」と人から云はれたのも夢なら、本屋の優助さんのコマーシャルも夢で見たものなのだ。
しかしいつたい何に関するコマーシャルなんだか。公共広告機構か？　さもありなんさもさうず。

バイオリズムが下がつてをる

やうな気がする。
実は連休明けてすぐの週末くらゐからそんな感じなのだが。
ちよつとはあがり気味かなあと思つてゐたのにあひかはらずなにもやる気がしない。
まづーい。

……つて思ふからいけないのか。
まーしばらくこのまつたりな感じでいくしないかのう。

暑い……

五月つてこんなに暑かつたつけか……。
うだる。
編めん。

さはやかさん

うーん、ここのところの週末になくさはやかな日だ。
明日試験の我が身が口惜しいぜ。

最近の中学生には

「鉄つちやん」はゐないのか。
反対方向（しかも終点は他県の県庁所在地）の電車に乗つて平然としてゐるなんて。
しかも、行き先はとなりの市で、全国的に有名なところだ。
さらに、最初に乗り込んできたのが男子三名つてどうよ。

おもしろかつたので、だまーつてゐた。このまま逆方向に走り出したらどうするのか見たかつたのだ。
だけど、親切な人がゐて（単に中学生たちの騒がしさに辟易しただけかもしれないが）、教へてしまつたのだつた。
あーあ。

それにしても地理といふも低レヴェルな方角さへわからないやうなこどもには是非引率の教師をつけてもらひたいものだな。
せめて駅に立つて見張つてゐてほしいよ。ほんと。

今日から昼休みなし

勤務表に休み時間ゼロつてつけちやうぞ。
どうなつても知らないぞ。

風呂敷

手ぬぐひは好きで使つてゐるが、風呂敷はこれまであまりうまく使ひこなせずにゐた。旅に行くときには必ず持つて行くけどね。
しかし最近便利な結び方を教はつて、これがすこぶるいい。

「エコ」とか「地球にやさしい」とか、さういうことを厭ふやつがれだが、「エコバッグ」とやらかはりに一枚持ち歩くのもいいかもしれない。