メイプルシロップ味

メイプルシロップ味にまづいものはない、と思つてゐたのがくつがへされたのはつい最近。コンヴィニエンスストアで菓子パンを買つたところ見事にはづれだつた。



しかし、やはり心のどこかで「メイプルシロップ味はうまい」と信じてゐるやうな気がする。



あれかなあ、「大きな森のちいさな家」、かなあ。

冬になると雪にサトウカヘデの樹液をかけて食すといふのである。

これがうまさうでなあ。

観光地

何度か書いてゐるが、現在の職場は土日、観光地になる。

休日出勤しやうものなら駅の階段をえつちらおつちらのぼる老人（さう、老人の集まる観光地なのである）が大挙して押し寄せる。

昔からの観光地なので、駅の設備が今ひとつととのつてゐないのだ。

観光スポットからはなれた位置にある出口は新しいのでエスカレータもエレヴェータも完備のいはゆる「ヴァリアフリー」なところなのだが、駅は客にそちらに向かふやうdirectionを作つてゐない。



まあいいんだけどね。

駅等公共機関のヴァリアフリー化には功罪がある。これはもうなんだつてさうなのだから当然だ。

この場合、功罪の「罪」の方はやたらとキャリーをもつたひとが増えたことである。みな一様に使ひ方が下手なところが特に「罪」だ。



いづれにしても、土日に出勤する時にはやつがれはこの「ヴァリアフリー化」の行き届いた新しい方の出口を使ふやうにしてゐる。

観光客の群を目にするとがつくりくることもあるからだ。

オリンピック？

今や「それつてお店の名前？」つてな勢ひではなからうか。



……やつがれのまはりだけかな。

Dunkin' Cookies

森永クッキームーンライトを牛乳にひたして食べるのが好きだ。

どつぷりとはひたさない。一度に半分ずつくらゐ。

今や牛乳にひたさずには食べられない。



むむむ。いつたいいつからだらう。



いづれにしてもんまい。

三時間

気がつけば、今朝家を出てから職場に着くまで実に三時間。

まづは乗つてゐた電車が、先の駅で人身事故ﾉあふりをくらつたとかで運転見合はせになり。

乗り換へやうとしたら、さらにこのあふりをくらつて別の電車も遅れてをり。

仕方がないからといふのでほかの会社の電車に乗らうとしたら、こちらはこちらで車両故障で止まり気味。



まつたくよう。

電車の中からこんにちは

隣にいる人のせゐで眠れないのでその徒然に打つてみんとて打つなり。



今日は客があるといふのでなんとか起きて出社したものの、この分だとあすは起きられまいなぁ。起きられたとしても一日起きてゐられるかどうか。



……自分で打つてゐて情けないことこのうへない。

時々「眠気にきく薬つてないんだらうか」と心底思ふ。世の中にはいくらも薬があるといふのになぁ。

愚痴を聞かせろとやつて来て

「それはああしたらいいよ」「かうしたらどう？」つて云ふのはどうしたことだ。



愚痴つてのはな、「さうだよね」とか「きみも大変だよね」とか労つてほしいだけなんだよ。それをなに建設的（と云つてゐる本人は思つてゐるから始末が悪い）な意見を云つてるんだよ。



ああ、ほんたうにもうやつがれのまはりには敵しかゐない……。



いや、わかつてゐたことだけれどね、まはりには敵しかゐないつて。



…………いつまでもつかな。

今週の目標

毎朝決まつた時間に職場に行く。

少なくとも家を出る。



…………なんて最低な目標。とほほ。

いつのまにかはじまつてゐる

まあ寝てゐるあひだにやつてるんだから仕方ないか。

すなはちオリンピックだけれども。



夕べ女子モーグルの予選を見るとはなしに見てゐたが、「ほんたうに全大陸から参加してるの？」つてな気がちよこつとした。

ま、そんなことはどうでもいいけどね。

オリンピックは、特に冬季オリンピックは、前回のソルトレイクシティで「もう審判団もなにもかもどうしやうもない」ことが判明してゐるわけだし。

第二のアポロが出てくるのも時間の問題だと思ふな。

ゴリラの脳みそ

ゴリラの脳が大きいのは、集団生活を送るからなのだ。



三原順のまんがにさうあつた。



普段人間の脳の多くの部分は、他と折り合ひをつけていくために使はれてゐるのだらう。

脳みその大半が機能してゐないやうに見えるのはそのためなのだ。



そんな気がする秋のゆふぐれ。