つぶやきといふ名のぼやき
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11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1606ページ Poison Pen: A Forensic Handwriting Mystery 筆跡鑑定家の女の人が主人公で、作中筆跡鑑定の蘊蓄が端々に現れてそれが楽しい。いはゆるCosy mysteryに分類されることもあるやうだが、ちがふと思ふなあ。謎解きを期待すると肩すかしを食らふので要注意。これ、邦訳されてないの? 予定もないの? したらいいのに。 読了日:11月07日 著者:Sheila Lowe 完本・文語文 (文春文庫) これほどわかりやすい本もまたないが、今の世に云ふ「わかりやすさ」とははつきりと異なる。真似をしてネットに書き込めば、即誤読の嵐に見舞はれやう。真似して真似のできる書き方とも思はれぬ。既に一度二度読んだ本だ。今後も折りに触れ読み返すことだらう。 読了日:11月10日 著者:山本 夏彦 言壺 (中公文庫) 怖かつた。読んでゐてこれはホラーだと思つた。多分、自分は無意識のうちに「言葉」といふものを信じてゐるのだ。その信じてゐるものが、実は自分の考へてゐるやうなものではないといふやうに描かれてゐるところに恐怖あるいはそこはかとない不安を感じるのだらう。「乱文」の読点を時に句点に読み違へ、みづからの読解力の限界を知つて軽く絶望。 読了日:11月17日 著者:神林 長平 iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ) 自分に使へさうな部分、使ひたいと思へる部分は参考にしたい。昨今の「セキュリティ」重視の風潮では、企業に勤めてゐる場合は資料を「てのひらの上」に持ち出すのはむづかしからう。「できることからこつこつと」だらうか。 読了日:11月18日 著者:堀 正岳,佐々木 正悟 私の岩波物語 (文春文庫) 「完本 文語文」とあわせて読むと、「ああ、なんでヲレは過去の人々と切り離されてしまつたんだらう」と悲しく悔しくてならない。「岩波用語」のわかりづらさはこれだつたのか、と、膝を打つばかり。「商売のすべてに賎しいところがある」「編集者が賎しいのではない人間そのものが賎しいのだ」。そして、それでいいのだらう。 読了日:11月26日 著者:山本 夏彦 読書メーター PR |
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