つぶやきといふ名のぼやき
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:573ページ ロジカル・シンキング入門 (日経文庫) 自分には「ロジカル・シンキング」は無理だなあ。だつてめんどくさいもの。でも自分の好きなことやものへの批判を読みたがり知りたがるのは「論理的」であることへの憧れか知らんとも思ふ。そんな一冊。 読了日:07月06日 著者:茂木 秀昭 最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か 前半はよかつたが、途中から突然読みづらくなる。おそらく翻訳のせゐ。「防御慣例」つて……云ふの? 「慣例的な防御」とか「慣例と化してしまつた防御」とか、さういふ感じなんぢやなからうか。原書にあたるしかないか。あと、「経営者みづから」とか「リーダーが率先して」とかあると、「うーん、それは、無理」と思つてしまふ。自分がトップを動かすしかないのかー、でもどうやつて、と、途方にくれてしまふからである。まあ、「リーダー」を自認する人にはいいのかもしれないが。 読了日:07月14日 著者:ピーター・M. センゲ 読書メーター PR 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:908ページ 語り手の事情 (文春文庫) なんとなく「言葉遣い師」に似てるなぁ、と、初めて読んだ時も思つた。ここが読み手の限界。 読了日:06月07日 著者:酒見 賢一 死ねばいいのに さうか。死ねばいいのか。 読了日:06月19日 著者:京極 夏彦 トヨタ式「改善」の進め方―最強の現場をつくり上げる! (PHPビジネス新書) 愛知県出身のイチローはなぜトヨタ自動車のCMに出演しないのか。その答へはこの本の中にはない。だが、その問ひを常に念頭に置きつつ読みたい一冊である。 読了日:06月23日 著者:若松 義人 読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1112ページ 敵は海賊・正義の眼 (ハヤカワ文庫JA) 精神凍結。そんな技もあつた。解説もあとがきもない潔さやよし。 読了日:05月09日 著者:神林 長平 文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 効果的に使へなくてもいい。文房具は楽しく使つてほしい。さういふ感じでひとつ。「…………と感じるやうになるものですよ」といふ書き方に押し付けがましさを感じないでもないが、細かいことは気にしない気にしない。 読了日:05月12日 著者:和田 哲哉 入門! システム思考 (講談社現代新書) 最初の例が少しばかりくどすぎるか。ここに出てきた例をループ図にしてくれればいいのにと思つたが それだとちよつと「入門」にはむづかしすぎるのか。最初の一歩としてはふさはしい本なのだらうといふ気がする。ここに紹介されてゐる本を読んでみるつもり。 読了日:05月18日 著者:枝廣 淳子,内藤 耕 システム・シンキング入門 (日経文庫) 因果ループ図の例題・課題が豊富。これだけでもそれなりに描けるやうになると思ふ。ものごとを図に起こすことに不案内な人はまづ「入門! システム思考」を先に読むとよいかもしれない。考へやアイディア、ものごとの仕組みを図にすることに慣れてゐる人にはこの本から入るとよいかと思ふ。 読了日:05月24日 著者:西村 行功 ファシリテーション入門 (日経文庫) 冒頭部分は、ファシリテーションに興味のある人なら云はずもがなのことのやうにも思ふ。傾聴や質問の技術は自分でも試してみたい。あと、題名がどうかなあ。「ファシリテーション」の悲劇は、「facilitation」をうまい日本語に訳すことができなかつたこと、その上うまい略語も生み出せなかつたことにある。せつかくよささうなのに、これでは広まることはないだらう。少なくとも、家に帰つて家族に「ファシリテーションがさー」と云つても話の通じる日はおそらく来ない。実にもつたいない。学級会でだつて使へさうなのに。 読了日:05月26日 著者:堀 公俊 読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:560ページ 筒井漫画涜本ふたたび 「ふたたび」相見えることになるとは思はなかつたので、つい手にしてしまつた。誰がなにを選んだのかといふ点が一番おもしろいかな。「みたび」があるのかどうかといふのも気になる。 読了日:04月18日 著者:筒井 康隆 分解 (ちくま文庫) 小説のあり方を憂ふ人の書く小説。解説もあとがきもないのがまたいい。 読了日:04月27日 著者:酒見 賢一 読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:1285ページ ノーストリリア (ハヤカワ文庫 SF ス 4-5) (ハヤカワ文庫SF) 失敗した。「鼠と竜のゲーム」あたりから手をつけるべきだつた。浅倉久志追悼読書としてつひ手にとつてしまつたが、大失態だ。はじめて読んだときは全然そのおもしろさがわからなかつた。数年後に読んだら「なんでこのおもしろさがわからなかつたんだらう」と思ふほどおもしろかつた。今回は読後にしんみりとした気分になつた。また読みなおしてみやう。さういふ気になる物語。 読了日:03月02日 著者:コードウェイナー・スミス 時事ネタ (文春文庫 と 23-1) 人はなぜとり・みきを読んでしまふのか。「人は」ぢやないか。「自分は」か。 読了日:03月19日 著者:とり みき 九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF) うそつき! 読了日:03月31日 著者:R.A. ラファティ,R・A・ラファティ,浅倉 久志 読書メーター
2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊 読んだページ数:970ページ 私の国語教室 (文春文庫) 少数派の意見は過激かつ過剰になりがちだ。崖つぷちにゐるからである。あとがないからである。たとへばローマ字入力をする人間はかんたんに「かな入力なんて近いうちになくなつて当然」といふやうなことを口にする。だがそれはかな入力者には死活問題だ。必死にかな入力の必要性を説くが、ローマ字入力者にはその必死さが伝はらない。福田恆存も、そんなかな入力者のやうな気持ちでこの本を書いたのにちがひない。 読了日:02月05日 著者:福田 恒存 後宮小説 (新潮文庫) 日本ファンタジーノベル大賞の敷居が高いのもむべなるかな。退屈だから叛乱、とか、今読んでも好きだなあ。物語の終はつた後もいろいろ想像(妄想)できるし。今回読んでゐて筒井康隆の影を見た気がした。そこらへんが読み手の限界。 読了日:02月12日 著者:酒見 賢一 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) はじめて読んだヴォネガット。三原順の「はみだしっ子」で引用されてゐたのがきつかけ。といふわけで キルゴア・トラウトとは最初からお知り合ひな気分がしてゐた。浅倉久志を偲んで。 読了日:02月18日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア 読書メーター
2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊 読んだページ数:970ページ 私の国語教室 (文春文庫) 少数派の意見は過激かつ過剰になりがちだ。崖つぷちにゐるからである。あとがないからである。たとへばローマ字入力をする人間はかんたんに「かな入力なんて近いうちになくなつて当然」といふやうなことを口にする。だがそれはかな入力者には死活問題だ。必死にかな入力の必要性を説くが、ローマ字入力者にはその必死さが伝はらない。福田恆存も、そんなかな入力者のやうな気持ちでこの本を書いたのにちがひない。 読了日:02月05日 著者:福田 恒存 後宮小説 (新潮文庫) 日本ファンタジーノベル大賞の敷居が高いのもむべなるかな。退屈だから叛乱、とか、今読んでも好きだなあ。物語の終はつた後もいろいろ想像(妄想)できるし。今回読んでゐて筒井康隆の影を見た気がした。そこらへんが読み手の限界。 読了日:02月12日 著者:酒見 賢一 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) はじめて読んだヴォネガット。三原順の「はみだしっ子」で引用されてゐたのがきつかけ。といふわけで キルゴア・トラウトとは最初からお知り合ひな気分がしてゐた。浅倉久志を偲んで。 読了日:02月18日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア 読書メーター
1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1155ページ おみごと手帖 高校生のころから好きで読んでゐる中野翠。しかしここ数年、年末に出版される本の内容にはうなづけない部分が多い。おそらく中野翠も自分も変はりつつあるといふことだらう。でもやつぱり「うんうん」とうなづいてしまふ点も多い。今回一番「さうさう!」と思つたのは「私は万事に半信半疑だなあ。信じ切ることも疑い抜くこともできない。」といふくだり。 読了日:01月01日 著者:中野 翠 人に聞けない大人の言葉づかい (中経の文庫) 書いてあることはもつともだし、云ひたいことはわかるけど、でも、それはもう今云つても手遅れなんでは、といふことも多い。「よろしかったですか」を否定的にとらへてゐないのにはちよつと驚いた。 読了日:01月12日 著者:外山 滋比古 The Fourth Bear: A Nursery Crime やつぱりおもしろいJasper Fforde。ジャックが「人間」ではないことが奥さんにばれてしまったり、メアリーと異星人アシュリーとのちよつと奇妙でちよつと切ない戀物語とかあつたり、本筋以外にも「どうなるの」とハラハラする場面多し。やー、本邦にもかういふ作家ゐないかな。探してみるかな。 読了日:01月24日 著者:Jasper Fforde 太陽の塔 (新潮文庫) ひ弱なるがゆゑに殊更「男汁」などと書き散らす、そんないつの世にもゐる男子学生の物語だなあ。でもかういふ人の方が「男汁」が濃いのかもしれない。かういふ紆余曲折があつた方が世の中後々楽しい。そんな気もする秋のゆふぐれ。 読了日:01月27日 著者:森見 登美彦 読書メーター
12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1453ページ 特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話 発売と同時に買つたはずなのに、今まで「積ん読」状態だつた。なぜなぜ。読みやすくておもしろい本。そのうへ黒丸尚への追悼文にはほろりとくる。著者の翻訳環境(PCまはりといふか)の変遷を懐かしいものに感じた。 読了日:12月04日 著者:大森 望 周公旦 (文春文庫) 歴史小説を読む人には「ためになる読書」を求める人が多い。「周公旦」はさういふ人の求める「説教くさい」歴史小説とは一線を画する一冊だと思ふ。「娯楽としての読書」を求める向きには是非。 読了日:12月06日 著者:酒見 賢一 茶の間の正義 (中公文庫) 本書は元々1967年に発行されたものだといふ。文章が書かれたのはもつと前だらう。だのに少しも古くない。男が産休を取るといつて驚いてゐる。出産は私事であり、それを公の場で云々するのはどうか、といふ。昨今はやれ運動会だ入学式卒業式だといつては休む父親がゐるのを驚くやつがれの如しである。悪いこととは云はないが、自分の感じてゐた違和感はこれだつたのか、と思ふ。たつたひとりの革命は、さぞかし困難であつたことだらう。遠き道程にしばし茫然とするばかりである。 読了日:12月08日 著者:山本 夏彦 ギリギリデイズ (文春文庫) ネット上に氾濫する文章について云々すること数度、それつて、「文章で金の取れない奴は好き勝手云ふ権利はないつてこと?」とちよつと疑問に思ふ。「文章売つて食つて行けるオレに食へない奴があれこれ云ふんぢやねえよ」といふやうにも読める。疲れてるんだよね。きつとね。「キレイ」と「パンドラの鐘」の時期の日記といふことで読むことにした。「キレイ」はあの監禁事件の発覚前から考へてゐたのか。 読了日:12月09日 著者:松尾 スズキ 飛ぶ教室 (岩波少年文庫) クリスマスの時期に読んでよかつたと思ふ。こどものころ、「軸が緑の鉛筆」を「緑色の鉛筆」と勘違ひして、色鉛筆の中から緑色の鉛筆を取り出して文章を書いたりしてゐたなあ、と、懐かしく思ひ出した。なんでもかんでも「あったりまえ」で押し通すのはどうかなあ。前後関係がつながつてゐない場面があつて、興が殺がれること一度ならず。 読了日:12月15日 著者:エーリヒ ケストナー 夢見るビーズ物語 手作りをする人なら「わかるわかるっ!」と共感することしきり。さうなんだよねー、作りたくなつちやふんだよねー、作るもの決まつてないけど、新色とか新作とか出ると、入手したくなつちやふんだよねー。ただこの本、本屋で見つけるのは至難の業かも。まんがの棚にあるのか手藝の棚にあるのか、今ひとつはつきりとしない。その点だけ残念。 読了日:12月22日 著者:萩尾 望都 読書メーター
11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1606ページ Poison Pen: A Forensic Handwriting Mystery 筆跡鑑定家の女の人が主人公で、作中筆跡鑑定の蘊蓄が端々に現れてそれが楽しい。いはゆるCosy mysteryに分類されることもあるやうだが、ちがふと思ふなあ。謎解きを期待すると肩すかしを食らふので要注意。これ、邦訳されてないの? 予定もないの? したらいいのに。 読了日:11月07日 著者:Sheila Lowe 完本・文語文 (文春文庫) これほどわかりやすい本もまたないが、今の世に云ふ「わかりやすさ」とははつきりと異なる。真似をしてネットに書き込めば、即誤読の嵐に見舞はれやう。真似して真似のできる書き方とも思はれぬ。既に一度二度読んだ本だ。今後も折りに触れ読み返すことだらう。 読了日:11月10日 著者:山本 夏彦 言壺 (中公文庫) 怖かつた。読んでゐてこれはホラーだと思つた。多分、自分は無意識のうちに「言葉」といふものを信じてゐるのだ。その信じてゐるものが、実は自分の考へてゐるやうなものではないといふやうに描かれてゐるところに恐怖あるいはそこはかとない不安を感じるのだらう。「乱文」の読点を時に句点に読み違へ、みづからの読解力の限界を知つて軽く絶望。 読了日:11月17日 著者:神林 長平 iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ) 自分に使へさうな部分、使ひたいと思へる部分は参考にしたい。昨今の「セキュリティ」重視の風潮では、企業に勤めてゐる場合は資料を「てのひらの上」に持ち出すのはむづかしからう。「できることからこつこつと」だらうか。 読了日:11月18日 著者:堀 正岳,佐々木 正悟 私の岩波物語 (文春文庫) 「完本 文語文」とあわせて読むと、「ああ、なんでヲレは過去の人々と切り離されてしまつたんだらう」と悲しく悔しくてならない。「岩波用語」のわかりづらさはこれだつたのか、と、膝を打つばかり。「商売のすべてに賎しいところがある」「編集者が賎しいのではない人間そのものが賎しいのだ」。そして、それでいいのだらう。 読了日:11月26日 著者:山本 夏彦 読書メーター |
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