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つぶやきといふ名のぼやき
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それは、京鹿子女道成寺がおもしろすぎるからに尽きる。
大和屋のよさの出る所作事なんてほかに星の数ほどあるのに。
をしすぎる。

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親の因果が子に報ひ かあいさうなはこの子でござい。

さういふ時代は過ぎ去つた。
今回の牡丹灯篭にさへそんな場面はない。わづかに「罰のあたる」といふやうなセリフのあるのみ。

因果応報は取り戻したいねぇ。

なんにも知らない梅川の「ゆくのぢやえ」と客席に背中を見せて忠兵衛にとりすがる、その無邪気さに一瞬泣ける。
大和屋の八右衛門は憎々しくてええね。
松島屋のおえんやよし。

封印切「れ」にて。

所作事といふのはたいていきまつた姿にうつとりすることが多い。いや、やつがれの場合はね。
しかし大和屋の所作にはきまるといふことがない。まつたくないとはいはないが、大抵常にどこか動いてゐるやうに見える。
そして、どうやらそれがいいらしい。

松嶋屋の足の運びに見入る。

見て「よかつたなぁ」と思つたためしがないのである。
梅川忠兵衛が比翼の出でたちであらはれるのはいいんだがね。萬屋は特に黒地の衣装の方がすてきに見えた。

そのうち「よかつたなぁ」と思へるやうな新口村に会へるといい。

さうさう遠見の子役が出ないのが残念。

先月の昼の部は「竜馬が行く」がメインだつたと云ひ切る女客あり。

……ものの道理もわからぬものと周囲に知らしめることもなからうに。

「赤い陣羽織」、八月からかういふ路線の演目をかけるが、このままいくのだらうか。
みよしやがいい。
萬屋・松島屋ともによし。松島屋は動けるなぁ。

をををを。
久しぶりに歌舞伎座でよい席が取れたぞ。
何年ぶりのことだらうか。
これははりきつて行かねばならん。
来月の歌舞伎座は顔見世だ。

……と思つたが、演目と配役がどーもかみあつてゐないか?
ま、九段目があるから、いいことにするか。
「ゆうれい貸屋」はまちつと制御されてればいい芝居になつたのに、といつたところか。喜劇だからといつてドタバタやればいいといふものでもない。

そこいくと大和屋はいつでもほどがよい。
そこが欠点でもあるのかもしれないが、今回のやうな芝居だと一服の清涼剤といつた趣でよい。

いいよな、と思つた今日の芝居。
中村屋兄弟はどうしても恋人同士、夫婦同士になつてしまふのか。孔雀王と鶴姫といれかへてもよかつたのではないか。

落語でもさうだけど、与太郎といふのはどこか悲しい存在である。また同時に愛すべき存在でもある。
そのさみしさがよく出てゐたのではあるまいか。

今回の演出家の舞台では前回も踊りの場面がよかつた。
これもこの興業ではない中村屋と大和屋との踊りがあつてよかつた。
まぁこれはいづれどちらかが出したがらないのだらうとは思ふが。
上手と比べられてはかなはぬものなぁ。



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