がつくり

仕事納めだつた。

午前中で帰つて来た。

なんだか壱年の疲れがどつと出た感じだ。



まだ明日も明後日もあるのに……。

とほくへ行きたい

……別段旅行好きといふわけではなけねども。

時々なにもかも置き去りにしてどこかとほくへ行きたくなる時がある。



……逃げ？

ま、さうなんだけども。

お米だからね

若いころはちやんぽんでぐいぐいイケた口だが。

ここのところ「……さうか、酔つぱらひは酒に酔つてさらに電車に酔ふからあげるのか」とわかるやうになつてきた。



そんな時、強い見方が日本酒である。

日本酒は残るので、と避ける向きも多い。

だがやつがれは「いい気分」になるくらゐだ。

確かに残るのがこはいから酔ひのさめるまで眠れないといふ欠点もあるが、でも電車には酔はないしね。案外いい感じである。



やはりもとは米だからだらうか。

へろへろん

べろべろんでないだけましか。



とにかくもう疲れ切つてゐて帰り着いて一度椅子に座ると立ち上がれない。



早く寝なきや。

でもそれには立ち上がらなきや。

とほほ。

目の前で人が倒れる

帰り道、職場から最寄り駅に向かふ途中。

あと少しで改札口といふあたりで、突然前方から歩いてきた人が足を滑らせたのか横倒しになつた。ごつんと頭を打つた音がした。その人はみづから仰向けになり、両手で顔を覆つた。

「動けるんだ」と思つてそのままとほり過ぎ、改札口でふとふりかへつたら、その人の倒れたあたりに人だかりができてゐた。

どうやら倒れた人は仰向けになつたきり動かないらしい。



薄情ものめ。

ありがたう高校駅伝

おかげで日曜の昼のあのイヤつたらしい番組を見ずにすむ。

まつたくあんな番組のために阿睹物を払つてゐるのかと思ふと許せないほどだ。

あのアナウンサの人を小馬鹿にした態度。どつちが馬鹿だ。



ほんたうにありがたう高校駅伝。

今後も応援するよ。

myloふたたび

……やつぱり買つちやはうつかな。

だつて人気なかつたらこれつきりかもしれないし。



といふわけで、やはり買ふに三千ゼニー。さらに倍。

わけもなくかなしい気分

……疲れてるのか。

萬屋

さうですか、錦之介ですか……。

信二郎は萬屋顔だしな。萬屋（旧・播磨屋）系の名前はもうあまりないのかもしれないし。



とはいへ、「さうきたか」といつたところだなあ。むう。

所詮この世は

神童も二十歳過ぎればただの人、といふ。

山本夏彦が書いてゐたと思ふが、天才もその人生を通じて天才でゐるわけではない。一生のうち長くてもほんの数年、天才の輝きを見せる。あとは凡人とはちがふかもしれないが、それほどの業績もないといふのだ。



「シャボン玉ホリデー」のころ、クレイジーキャッツの歌詞を書いてゐたころの青島幸男は天才だつた。「所詮この世はホンダラッタホイホイ」である。これに並ぶものといつて「人間なんてラララララララ」があるくらゐではなからうか。「人間なんて」よりすばらしいことに、「ホンダラッタホイホイ」には軽味がある。



……書くだけヤボか。



「意地悪ばあさん」の主題歌を歌つたバンドの元メンバも既に二人亡い。

それでもやつぱりホンダラッタホイホイ。